ピラミッド原則は、コンサル業界で 「ロジカルライティングの基本」 として最初に教えられる思考法・文書術です。 1973 年、元マッキンゼーのバーバラ・ミントが体系化し、現在も世界中のコンサルファームで標準教材として使われています。

1. ピラミッド原則の基本構造

結論を頂点に置き、その下に 複数の根拠 を並べる階層構造。

              [結論:1 文]
             /     |      \
       [根拠 A] [根拠 B] [根拠 C]
         /|\     /|\      /|\
      [補強][補強][補強][補強][補強]

読み手は、頂点の結論だけ読めば全体が掴め、興味があれば下の階層に降りていく という読み方ができます。

2. なぜピラミッド型なのか

エグゼクティブの読み方は「忙しいから結論だけ知りたい」が大原則。下から積み上げる構造(根拠 → 結論)だと、最後の 1 行まで読まないと何が言いたいか分かりません。

3. ピラミッド構築の 3 ステップ

ステップ① 結論を 1 文で書く

「○○ である」「○○ すべきである」「○○ を導入する」など、動詞で締める のが鉄則。

ステップ② 根拠を 3 つ用意する

なぜその結論が正しいか、3 つの根拠を MECE(漏れなくダブりなく)で並べます。

ステップ③ 各根拠を補強するデータを添える

数字・出典・引用・実例の 4 種類のいずれかで根拠を補強します。

4. 適用シーン

  • エグゼクティブサマリースライド(提案書の 1 ページ目)
  • 役員会議の議題提案
  • 意思決定が必要な短時間プレゼン
  • メール本文の構成

まとめ

ピラミッド原則は 資料作成の OS とも言える基本思考。最初は窮屈に感じても、3 ヶ月続ければ自然に「結論先出し」で書けるようになります。次は実例で深掘りした PPT 構成 5 パターン完全ガイド も併せて読んでください。